用語集

SpO2 (エス・ピー・オー・ツー;血中酸素濃度):

身体の酸欠度合いを示す指標で、通常環境では健康な人の場合95%以上あります。息切れするような激しい運動を行っても90%くらいまでしか下がりません。しかし高所では酸素の量が少ないので必然的にSpO2は低下し、通常よりも運動能力が低下することになります。

HR(心拍数):

心臓が1分間に血液を送り出す回数で、通常、起床時は60~70拍です。運動中はもちろん高くなりますが、前日の疲労がたまっていたり、十分な睡眠が取れていなかったりすると起床時の心拍数も高くなります。また、高所ではSpO2が低下すると、心拍数を増加させて酸素不足を補います。

高度順化:

高所でも身体に酸素を上手く取り入れ、通常と同じように能力を発揮できるようになることです。そのために、急激に高度を上げるのではなく、上り下りを繰り返したり同じ高度に滞在したりしながら、徐々に高度を上げて行き身体を慣らしていくのです。

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