MIURA チョモランマ2008プロジェクト

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2003年5月、当時の世界最高年齢(70歳7ヶ月)にて世界最高峰のエベレスト(8848m)登頂にネパール側から成功した三浦雄一郎(75歳)と次男、三浦豪太(38 歳)が, 2008年再び地球の頂点を目指します。

三浦雄一郎の70歳での8000メートル峰登山と後期高齢者となった75歳とでは単に5年という歳月以上の体力的ハンディが伴います。さらに03年のエベレスト登頂で、過度な運動負荷によって不整脈と心房細動を発症いたしましたが、2度にわたる心臓カテーテル・アブレーション手術と4度のヒマラヤ遠征を行い、不整脈治療を続けながら2008年へ向けて準備を行ってまいりました。低酸素、低気圧、強風、低温度の超高所では75歳の体力年齢が倍の150歳近くになるといわれ、これは自らの限界への挑戦であると同時に人類の可能性を大きく引き上げる

- 75歳・加齢への挑戦 そして不整脈との闘い ―

まさに究極のアンチエイジング(抗加齢)プロジェクトなのです。

挑戦の意義

三浦雄一郎は1964年にスキーのスピード記録を競うイタリアのキロメータランセに日本人として初参加、世界記録の樹立、そして1970年に人類の誰もが予想しなかったエベレスト8000 メートル地点からのパラシュートを使用した直滑降(記録映画はアカデミー賞受賞)をはじめ、世界初の七大陸最高峰のスキー滑降達成など、登山&スキーの世界で数々の記録を打ち立ててきました。

今回の三浦雄一郎のチョモランマ挑戦は自分自身の年齢への挑戦であり、三浦親子の高所と登攀過程おける生理データが人類の可能性の扉を開けるとともに、高齢化社会における抗加齢のひとつの指針となることを目標といたします。
そして幾つかの記録への挑戦、
2003年三浦雄一郎の登頂後、2名の日本人男性がエベレスト登頂最高年齢記録を塗り替えました。現在の記録は柳沢勝輔氏の71歳と2ヶ月ですが、今回、三浦の登頂が成功すれば記録は4歳以上更新され、さらに村口徳行氏の日本人最多登頂記録更新(5回目)となります。

Web 配信

2003年のエベレスト・プロジェクトでは現地より三浦隊の情報を発信し、国内外ともに高い評価を得ることができました。今回はさらに進化した形で、株式会社東芝のPC機器とKDDI株式会社の通信衛星(インマルサット)を利用して登山映像や高所における医学データ及び気象・標高情報と三浦親子の日記などを発信していく予定です。また、世界最大の気象情報会社である、株式会社ウェザーニューズ社の協力のもと、気象解析情報を現地へ送信するとともに、携帯電話のウェザーニューズ・モバイルコンテンツにて遠征の情報がチェックできます。

MIURA チョモランマ 2008 プロジェクト 全体スケジュール
        
2005年 
9月 ~ チョモランマ 偵察 (ABC 標高 6400メートル)

2006年  
1月 ~ 国内にて スキー & 低酸素室トレーニング
4月 ~ 5月 シシャパンマ (8027m) 遠征
6月 ~ 国内にて 富士登山 & 低酸素室トレーニング
12月  ※ 心臓不整脈 カテーテルアブレーション手術 1回目

2007年 
1月 ~ 国内にて スキー & 低酸素室トレーニング
4月 ~ 5月 アイランド・ピーク(6189m)トレーニング遠征
6月 ※ 心臓不整脈 カテーテルアブレーション手術2回目
8月 ~ アメリカ ソルトレークにて高所トレーニング & 国内低酸素室トレーニング
10月 ~ 11月 チョモランマABC→ ノースコル(7000m)偵察 及び スキー滑降

2008年 
1月 ~ 国内にて スキー & 低酸素室トレーニング
3月 ~ 5月 チョモランマ(8848m)遠征 2008 プロジェクト決行 

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