このチャートでは、三浦雄一郎・豪太のSPO2(血中酸素濃度)とHR(心拍数)をグラフし、その日の体調を表します。

高所では酸素が少ないためSpO2が低下し、通常よりも運動能力が低下します。そのため、高所でも通常と同じように能力を発揮できるように高度順化トレーニングを行います。高度順化が上手く行えると身体は酸素を十分に取り入れるようになり、同じ高度ではSpO2の値は高く、HRは低くなります。いかに確実に高度順化を行うかが登頂への鍵となります。

体力年齢は標高(酸素濃度)とVO2MAX(最大酸素摂取量)によって計算されています。
最大酸素摂取量とは個人の有酸素能力を測る指標であり、いわば持久力の指針とされています。今回、三浦雄一郎と豪太は出発前に鹿屋体育大学にてVO2MAXの測定を行いその数値を標高0mとして、年齢の平均数値にあわせています。
VO2MAXは標高があがるにつれて下降カーブを描き、体力年齢はあがっていきます。三浦雄一郎の現在のVO2MAXは32.7でこれは標高0mでは平均年齢54歳、豪太は47.8で標高0mでは平均年齢21歳となります。グラフではこの値を基準としています。ちなみに、チョモランマ山頂標高8848m地点の三浦雄一郎の体力年齢は143歳となります。

.